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未完の話の数々-万里の長城 ノート1-

「万里の長城 ノート1」 カフカ

カフカの遺した草稿を集めた本です。未完の話が多いですが、面白かったです。

カフカは真面目なのでしょうが、ユーモラスに感じる部分があります。

「ある戦いの記録」では、自分の背が高いことを相手が不快に感じるのではないかと思った主人公が、背をかがめていき、最後には顔を地面にすりつけてしまう……。

やりすぎやりすぎ^^;

「中年のひとり者ブルームフェルト」では、ブルームフェルトが家に帰ると、部屋の中でボールが二つとびはねている。
ブルームフェルトとボールのたたかいは、ほぼコントです。

「万里の長城」は、ミヒャエル・エンデの「鏡の中の鏡ー迷宮」っぽいところがあるなと思いました。
カフカもエンデもドイツ語圏の作家ですね。


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mayu

鉄腕原子さん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-01-24 10:40) 

mayu

@ミックさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-01-24 10:40) 

mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-01-24 10:40) 

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