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不思議な病気が蔓延した社会の群像劇-眠れる美女たち-

「眠れる美女たち(上)(下)」 スティーヴン・キング、オーウェン・キング

眠った女性を繭が覆い、女性は目を覚まさなくなった。
オーロラ病と名付けられたその病気は、世界中に広がった。
小さな町、ドゥ―リングに現れた女性イーヴィだけは、その病気にかからなかった……。

面白いお話でした。
ネタバレありの感想です。





最初は少し読みづらい気がしたのですが、フランクが娘を病院に連れていって惨劇が起こるあたりから話にひきこまれました。

イーヴィを守るクリント、イーヴィを奪おうとするフランク、刑務所を破壊したいグライナー兄弟が刑務所に集まるシーンは、スリリングでした。

イーヴィがあっさり退場してしまったのは、少し残念でした。

あと、クリントとライラの関係が修復できずに終わったのが少しかわいそうでした。
クリント、無実だったのに……。

この話は、スティーヴン・キングと彼の子供のオーウェンの共作ですが、スティーヴン・キングの本に比べると、少し純文学みが強いかなと思いました。
ラストの終わり方とか……。

たぶん基本的にはオーウェンが書いて、グロいシーンにキングが手を加えて盛り盛りにしているんだろうな。勝手な推測ですが。

「君たちはどう生きるか」の魚の解体シーンに宮崎監督が手を加えたらしいので、そんな感じなのでしょう、たぶん。



タグ:SF ホラー
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mayu

xml_xslさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-12-02 17:12) 

mayu

鉄腕原子さん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-12-02 17:12) 

mayu

@ミックさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-12-02 17:12) 

mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-12-02 17:13) 

mayu

ぼんぼちぼちぼちさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2023-12-02 17:13) 

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