SSブログ

繰り返し読みたくなる-金槐和歌集-

「金槐和歌集」 源実朝

大河ドラマを楽しみつつ、実朝の最期を恐れつつ、金槐和歌集を読んでいます。
読むたびに目に留まる和歌が違うのですが、今回気になったのはこの和歌。

旅にいって帰ってきたら、朝、家来が来ないという状況で、

旅をゆきし跡の宿守おれおれにわたくしあれや今朝はまだこぬ

実朝はないがしろにされていたのか、頼朝だったらみんな来たのかというのは気になりますが、それはそれとして。
お付きの人が「みんな来ないなんて、けしからんですな」くらいのことを言ったんでしょう。それに対して実朝が「まあ、みんなそれぞれ事情があるから。しょうがないよ」と詠んだという、実朝の優しさがあふれる歌ですね。
同時に、茶目っ気も感じます。こんな歌を詠まれたら、家来の武士達は「すいません」と頭をかくしかないのでは。

あと、仏教に関する歌も面白いです。
もとになっている仏教の経典は知りませんが、三十一文字でまとめられるのがすごいと思いました。

タグ:
nice!(3)  コメント(3) 
共通テーマ:

nice! 3

コメント 3

mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2022-10-28 11:12) 

mayu

鉄腕原子さん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2022-10-28 11:12) 

mayu

@ミックさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2022-10-28 11:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。