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恐怖と切なさのSF-スは宇宙のス-

「スは宇宙(スペース)のス」 レイ・ブラッドベリ

SFの抒情詩人、ブラッドベリの短篇集です。

「火の柱」
墓から起き上がった死者ラントリーは、闇を恐れなくなった人間達に復讐を始める……。

火の柱とは、死者を焼く焼却塔のことです。
闇を代表する作家としてラントリーが列挙する作家の名前が面白い。

「別れも愉し」
大人になることのない少年が、いろいろな家を転々とする話です。

映画「エスター」みたいな話ですが、エスターと違ってこちらの少年は良い人なので、切なさだけが残ります。

「遠くて長いピクニック」と「浅黒い顔、金色の目」は火星の話です。
どちらも人間が火星人になっていく話ですが、「浅黒い顔、金色の目」のほうが救いがない感じでした。
タグ:SF
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mayu

tarouさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2021-12-22 09:47) 

mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2021-12-22 09:48) 

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