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心温まる短編集-人みな眠りて-

人みな眠りて カート・ヴォネガット

愛にあふれた16編が収録されています。

「ガール・プール」
ガール・プールと呼ばれる女性タイピストが働く部署。
エイミーはそこで働いていたが、ある時、犯罪者が工場敷地内に侵入したというニュースがあり……。

エイミーの上司も実は……というのが感動的でした。
語り手が、エイミーの「未来の夫」というのが、よいです。

「ルース」
夫が亡くなり、身重のルースは初めて義母の家を訪ねる。
義母の印象は最悪で、ルースは家を出るが……。

とにかく愛にあふれている話。
ヴォネガットが結構若い時に書いた話のようですが、若い時から愛情深い人だったんですね。
年をとるにつれて、それにひねくれたユーモアが加わったってことでしょうか。

「人みな眠りて」
クリスマスイルミネーションのコンテストを取材することになった新聞記者。だが、イエス像が盗まれて……。

クリスマスシーズンにぴったりのハッピーな話です。

「賢臓のない男」
“腎臓”ではなく、“賢臓”です。
隣人愛について考えさせられる話です。

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mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2020-12-09 11:27) 

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