映画「君たちはどう生きるか」の感想：くいなの巣ブログ：SSブログ

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映画「君たちはどう生きるか」の感想 [編集]

映画「君たちはどう生きるか」の感想です。ネタバレありますので、ご注意ください。

とても面白い映画でした。

私がこの映画を見て（勝手に）受け取ったメッセージはこんな感じ。
↓
最初は嫌いだった。
でも、相手の素が見えて一緒に時間を過ごしているうちに、気づいたら友達になっていた。
いつか友達のことを忘れてしまうかもしれないけど、そういう友達がいたことを幸せに思う。

こんな感じで、マヒトとアオサギの友情を一番強く感じました。

原作の本は映画とは関係ないそうですが、原作でも友情について書かれていたので、そのあたりは原作も映画も同じだなと思いました。

最初のほうのシーンは、とてもサスペンスフルでアオサギは怖い存在でしたが、
アオサギの本体のおじさん（？）が出てきてから、次第にマヒトとアオサギが親しくなっていくところがよかったです。

ペリカンを埋葬するマヒトを手伝いはしないけど、見ているアオサギ。
マヒトに友達だと言われて、「え？　俺が？」みたいになっているアオサギ。
ラストで、マヒトは友達だとはっきり言うアオサギ。

とてもキュートでした。

いろいろとわからないことの多い映画ですが、
墓所はちょっと「ゲド戦記」っぽいな、とか、
塔ってキングのダーク・タワーかな、とか、
わからないなりに楽しめました。

ラストで、塔が壊れて鳥達が飛び出してくるシーンは爽快でした。
こんな爽快な世界の崩壊って、なかなか無いなと思いました。

事前の情報がない状態で映画を見たのは、新鮮でよかったと思う反面、
緊張感があり、笑いたい場面で笑えないという難点がありました。

アオサギとマヒトのやりとりとか、マヒトが魚の内臓に押し流されるシーンとか、笑えるシーンだと思うんですけど。

予告映像で、アオサギが何か面白いことを言ってくれていれば、「この映画は笑っていいんだ」という了解が皆に生まれていたんでしょうけど。

まあ、この映画がテレビで放送される時は（してくれるんですよね？）、笑ったりツッコミを入れたりしながらリラックスして見たいと思います。

タグ：映画