「デッド・オア・アライヴ」 薬丸岳 他
7人の江戸川乱歩賞作家による、帝国ホテルが舞台の短編ミステリー集です。
いろいろなタイプの作品があって、面白かったです。
「イーストウッドに助けはこない」
ヤクザの叔父が、上の女に手を出して殺されそうになっている。叔父との関係を周囲に隠している俺は……。
伏線の数がとても多くて、それらが見事に回収されていました。とても爽やかな話でした。
「墓石の呼ぶ声」
帝国ホテルで倒れた老人。その老人が語った両親と墓石のきみょうな因縁。
謎が解かれた後に、怪奇小説のような仕掛けがあり、余韻のある終わり方でした。
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