ゴーゴリ作 / 平井 肇訳
岩波書店 (2006.2)
通常2-3日以内に発送します。
小役人アカーキエウィッチは、遂に外套を新調する。喜びもつかの間、外套を盗まれ、病に倒れ亡くなる。夜な夜な、アカーキエウィッチの幽霊が現れ、盗まれた外套を探すようになる。
幽霊になったアカーキエウィッチが、有力者を怒鳴りつけて外套を奪うところが爽快です。
ゴーゴリの視線は優しいです。
一方、芥川龍之介の「芋粥」は、同じような小市民を扱いながら、小市民の哀しみだけが残る作品だと思います。
寒い冬にお勧めなのは、「外套」の方ですね。
芥川 龍之介作
岩波書店 (2002.10)
通常2-3日以内に発送します。
2007-01-13 12:02
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