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「カミ」はどこから来たのか-日本人の神-

日本人の神 大野晋

日本の「カミ」とは何なのか、「カミ」という言葉はどこから来たのか探る本です。

とても面白かったです。

まとめると、

ホトケが輸入され、神仏習合になり、中世の神道は、仏教の影響下にあった。
近世になり、仏教から神道を分離する動きが起こった。
明治時代になり、神仏分離令が出され、廃仏毀釈運動が起こった。
同時に、キリスト教のGodが輸入された。
日本語とインドのタミル語には共通点が多く、「カミ」もタミルから輸入された。

という感じです。

面白かったのは、
大祓の祝詞が、罪を風によって川から海、海から地底へとはらっていけば、罪は失われる。
今の日本でも、これが政治の基本になっていて、罪は先送りすればいずれ消滅するにちがいないという考え方が根付いているというところです。

非常に納得しました。

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