幻想的な短篇集-レタス・フライ-
「レタス・フライ」 森博嗣
ミステリーや幻想的な話、9編が収録された短篇集です。
とても面白かったです。
「刀之津診療所の怪」は、他の短篇集で読んだことがありました。
「ラジオの似合う夜」
海外出張した私は、その国の知り合いの女性に案内をしてもらう。
美術館の壁に穴が開けられるという事件が起こった。
おしゃれなハードボイルドという感じでした。ちゃんと謎が解かれます。
「檻とプリズム」
僕はずっと檻に入れられていた。やがて、僕は彼に出会った。そこに彼女が割り込んできた。
詩的で危険な香りのする話でした。
ミステリーや幻想的な話、9編が収録された短篇集です。
とても面白かったです。
「刀之津診療所の怪」は、他の短篇集で読んだことがありました。
「ラジオの似合う夜」
海外出張した私は、その国の知り合いの女性に案内をしてもらう。
美術館の壁に穴が開けられるという事件が起こった。
おしゃれなハードボイルドという感じでした。ちゃんと謎が解かれます。
「檻とプリズム」
僕はずっと檻に入れられていた。やがて、僕は彼に出会った。そこに彼女が割り込んできた。
詩的で危険な香りのする話でした。
タグ:本
ワクワクするSF-ミネルヴァ計画-
「ミネルヴァ計画」 ジェイムズ・P・ホーガン
ハント博士のところに、並列宇宙の自分から通信が入る。一方、五万年前の惑星ミネルヴァ近くに飛ばされたジェヴレン人ブローヒリオは、ミネルヴァの支配を目論み……。
「星を継ぐもの」シリーズの5巻、最終巻です。
とても面白くて、読み終えるのがもったいないと思ってしまう本でした。
ハントたちがマルチヴァース通信・移動をするための実験を繰り返して、少しずつ前進するところにリアリティがありました。
笑えたり、少し怖くなったりするような失敗もあったわけですが、実験は成功します。
そして、別次元に<シャピアロン>号で移動してからは、スリリングな展開の連続でした。
地球人の作家ミルドレッドとガニメアンのショウムとの対話は、人類はどう生きるべきかと考えさせられるものでした。
シリーズ最終巻であることが残念です。
ハント博士のところに、並列宇宙の自分から通信が入る。一方、五万年前の惑星ミネルヴァ近くに飛ばされたジェヴレン人ブローヒリオは、ミネルヴァの支配を目論み……。
「星を継ぐもの」シリーズの5巻、最終巻です。
とても面白くて、読み終えるのがもったいないと思ってしまう本でした。
ハントたちがマルチヴァース通信・移動をするための実験を繰り返して、少しずつ前進するところにリアリティがありました。
笑えたり、少し怖くなったりするような失敗もあったわけですが、実験は成功します。
そして、別次元に<シャピアロン>号で移動してからは、スリリングな展開の連続でした。
地球人の作家ミルドレッドとガニメアンのショウムとの対話は、人類はどう生きるべきかと考えさせられるものでした。
シリーズ最終巻であることが残念です。
わかりやすい宇宙論-14歳からの宇宙論-
「14歳からの宇宙論」 佐藤勝彦
アシモフの「夜来たる」の紹介から始まり、宇宙の構造、ビッグバン宇宙論、インフレーション理論などわかりやすく解説されています。
数式が出てこないので、とっつきやすかったです。
超弦理論のところは、ちょっと理解できませんでしたけど。
アシモフの「夜来たる」の紹介から始まり、宇宙の構造、ビッグバン宇宙論、インフレーション理論などわかりやすく解説されています。
数式が出てこないので、とっつきやすかったです。
超弦理論のところは、ちょっと理解できませんでしたけど。
タグ:本
気軽に読める幻想文学の短篇集-タイムマシンの殺人-
明けましておめでとうございます。
今年も義実家で嫌味を言われたり嫌がらせをされたりしましたが、嫌なことはさくっと忘れて、楽しく生きていきたいと思います。
嫌なことを忘れるには読書が一番だよね、ということで、本の紹介です。
「タイムマシンの殺人」 アントニー・バウチャー
ホラー、SF、ファンタジーの短篇集です。
「噛む」
砂漠の街でスパイ活動をしている主人公は、偶然出会った知り合いにゆすられる。
人食い鬼が出るという家の噂を聞き、男を殺害してその家に隠そうとするのだが……。
砂漠の風を感じるクールなホラー。
S・キングが好きそうな話です。
「タイムマシンの殺人」
好きな女性と結婚するには、金持ちにならなければならない。
金持ちになるには、おじを殺害して遺産をもらうしかない。
発明家のパートリッジ氏は、タイムマシンを使って完璧なアリバイを作ったが……。
ずいぶんと短絡的な主人公。
途中で殺人をしなくても金儲けの方法があると気づくのですが、そこがおかしくもあり、哀しくもあり。
「悪魔の陥穽」
ついうっかり自分に呪いをかけてしまったギルバート。
一日ひとつ罪を犯さなければ、悪魔に命をとられてしまう。
おしゃれな話。ラストが爽やかです。
「たぐいなき人狼」
ウルフ教授は、自分が人狼であると魔術師に教えられる。
自分が特別な人間であると知り、かつての教え子であり恋人だったグロリアに、再び振り向いてもらえるのではないかと期待するが……。
恋愛あり、闇の組織あり、アクションありで面白かったです。
映像化されたら、更に面白そう。
今年も義実家で嫌味を言われたり嫌がらせをされたりしましたが、嫌なことはさくっと忘れて、楽しく生きていきたいと思います。
嫌なことを忘れるには読書が一番だよね、ということで、本の紹介です。
「タイムマシンの殺人」 アントニー・バウチャー
ホラー、SF、ファンタジーの短篇集です。
「噛む」
砂漠の街でスパイ活動をしている主人公は、偶然出会った知り合いにゆすられる。
人食い鬼が出るという家の噂を聞き、男を殺害してその家に隠そうとするのだが……。
砂漠の風を感じるクールなホラー。
S・キングが好きそうな話です。
「タイムマシンの殺人」
好きな女性と結婚するには、金持ちにならなければならない。
金持ちになるには、おじを殺害して遺産をもらうしかない。
発明家のパートリッジ氏は、タイムマシンを使って完璧なアリバイを作ったが……。
ずいぶんと短絡的な主人公。
途中で殺人をしなくても金儲けの方法があると気づくのですが、そこがおかしくもあり、哀しくもあり。
「悪魔の陥穽」
ついうっかり自分に呪いをかけてしまったギルバート。
一日ひとつ罪を犯さなければ、悪魔に命をとられてしまう。
おしゃれな話。ラストが爽やかです。
「たぐいなき人狼」
ウルフ教授は、自分が人狼であると魔術師に教えられる。
自分が特別な人間であると知り、かつての教え子であり恋人だったグロリアに、再び振り向いてもらえるのではないかと期待するが……。
恋愛あり、闇の組織あり、アクションありで面白かったです。
映像化されたら、更に面白そう。