ニヤリとさせられる短篇集-けだものと超けだもの-
「けだものと超けだもの」 サキ
皮肉っぽいユーモアのある短編36篇が収録されています。
タイトルの「けだもの」は動物のことで、「超けだもの」は人間のことなのかな?
「開けっぱなしの窓」は以前に読んだことがあったのですが、よくできた話だなと思いました。
「毛皮」に出てくるエリナーみたいな人は、友達にしたくないです。
訳者あとがきによると、熊本に「かせいた」というマルメロを使ったお菓子があるそうです。
いつか出会いたい……。
皮肉っぽいユーモアのある短編36篇が収録されています。
タイトルの「けだもの」は動物のことで、「超けだもの」は人間のことなのかな?
「開けっぱなしの窓」は以前に読んだことがあったのですが、よくできた話だなと思いました。
「毛皮」に出てくるエリナーみたいな人は、友達にしたくないです。
訳者あとがきによると、熊本に「かせいた」というマルメロを使ったお菓子があるそうです。
いつか出会いたい……。
タグ:本
わくわくする船の旅-朝びらき丸 東の海へ-
「朝びらき丸 東の海へ」 C.S.ルイス
エドマンド、ルーシィ、いとこのユースチスは、船を描いた絵の中に吸い込まれる。
そして、カスピアン王子と一緒に朝びらき丸に乗り、冒険の旅が始まる。
ナルニア国シリーズの第三作です。
とても面白いファンタジーでした。
最初は嫌味な性格だったユースチスですが、あることをきっかけに生まれ変わります。
朝びらき丸でいろいろな島に立ち寄りますが、くらやみ島が一番怖かったです。
スイレンに埋め尽くされた海が美しかったです。
映画化されていますが、映画ではどう表現したのでしょう。
機会があったら、映画を見てみたいと思います。
エドマンド、ルーシィ、いとこのユースチスは、船を描いた絵の中に吸い込まれる。
そして、カスピアン王子と一緒に朝びらき丸に乗り、冒険の旅が始まる。
ナルニア国シリーズの第三作です。
とても面白いファンタジーでした。
最初は嫌味な性格だったユースチスですが、あることをきっかけに生まれ変わります。
朝びらき丸でいろいろな島に立ち寄りますが、くらやみ島が一番怖かったです。
スイレンに埋め尽くされた海が美しかったです。
映画化されていますが、映画ではどう表現したのでしょう。
機会があったら、映画を見てみたいと思います。
過去の事件を探る名探偵-象は忘れない-
「象は忘れない」 アガサ・クリスティー
推理作家ミセス・オリヴァは、パーティーで初対面の女に質問される。オリヴァの名づけ子シリヤの両親は約十年前に心中しているが、男が先に女を撃ったのか? それとも、女が男を撃ったのか?
オリヴァは名探偵ポアロに相談する。オリヴァとポアロは、昔のことを覚えている人を探し、過去の事件の真相に迫る。
とても面白いミステリーでした。
地道な聞き込みの結果明らかになった真相は、とても悲しいものでした。
誰も悪人ではなかったのに、どうにかできなかったのだろうか、と考えてしまいます。
でも、ミセス・オリヴァが名台詞で最後をしめてくれるので、爽やかな終わり方でした。
ちなみに、ヘイスティングスは登場しません。
推理作家ミセス・オリヴァは、パーティーで初対面の女に質問される。オリヴァの名づけ子シリヤの両親は約十年前に心中しているが、男が先に女を撃ったのか? それとも、女が男を撃ったのか?
オリヴァは名探偵ポアロに相談する。オリヴァとポアロは、昔のことを覚えている人を探し、過去の事件の真相に迫る。
とても面白いミステリーでした。
地道な聞き込みの結果明らかになった真相は、とても悲しいものでした。
誰も悪人ではなかったのに、どうにかできなかったのだろうか、と考えてしまいます。
でも、ミセス・オリヴァが名台詞で最後をしめてくれるので、爽やかな終わり方でした。
ちなみに、ヘイスティングスは登場しません。
少年が勇気を出して戦うファンタジー-ミオよ わたしのミオ-
「ミオよ わたしのミオ」 アストリッド・リンドグレーン
両親のいない少年ボッセは、養父母の家で辛い生活を送っていた。
ある日、果物屋のおばさんから金のリンゴをもらったボッセは、魔神によって「はるかな国」に連れて行かれる。そこで、ボッセは王子ミオとなり、幸せを手に入れる。
しかし、その国では残酷な騎士カトーが人々を苦しめていることを知り、ミオはカトーと戦うことになる。
とても面白いファンタジーでした。
ミオが恐怖を乗り越えて戦うところが良いです。
不幸な子供が異世界に行くという部分は、同じ作者の「はるかな国の兄弟」と同じなのですが、この本のほうがはっきりしたハッピーエンドで、読後感が爽やかでした。
両親のいない少年ボッセは、養父母の家で辛い生活を送っていた。
ある日、果物屋のおばさんから金のリンゴをもらったボッセは、魔神によって「はるかな国」に連れて行かれる。そこで、ボッセは王子ミオとなり、幸せを手に入れる。
しかし、その国では残酷な騎士カトーが人々を苦しめていることを知り、ミオはカトーと戦うことになる。
とても面白いファンタジーでした。
ミオが恐怖を乗り越えて戦うところが良いです。
不幸な子供が異世界に行くという部分は、同じ作者の「はるかな国の兄弟」と同じなのですが、この本のほうがはっきりしたハッピーエンドで、読後感が爽やかでした。