人間の脳の不思議さ-音楽嗜好症（ミュージコフィリア）-

音楽嗜好症（ミュージコフィリア）　オリヴァー・サックス

音楽に憑かれた人々、絶対音感、共感覚、音楽療法。
脳神経科医である著者が診察した様々な患者の症例を紹介し、考察する。

面白かったです。

オリヴァー・サックスの本を読んだのは、かなり久しぶりで、
「火星の人類学者」以来ですが、人間の脳の不思議さに驚嘆しました。

分厚い本で活字たっぷりなので、ページに余白があるとなんか損した気分になる人にお勧めです。

謎解きが楽しいミステリー-名探偵傑作短篇集 法月綸太郎編-

名探偵傑作短篇集　法月綸太郎編　法月綸太郎

探偵法月綸太郎が様々な謎を解く短篇集です。

「過ぎにし薔薇は……」
「背信の交点」
「世界の神秘を解く男」
「リターン・ザ・ギフト」
「都市伝説パズル」
「縊心伝心」

「過ぎにし薔薇は……」
殺人事件は起きない日常の謎系のお話。少し切ないです。
本の部位の名称が謎を解く鍵になっているところが新鮮でした。

「都市伝説パズル」
都市伝説を模した殺人事件。
なぜ犯人は壁に字を残したのか……。
なるほど、と納得する謎解きでした。

タグ：本 ミステリー

笑えるユーモアミステリー-純喫茶「一服堂」の四季-

純喫茶「一服堂」の四季　東川篤哉

鎌倉でひっそりと営業する喫茶店「一服堂」。
店主は、激しい人見知り。しかし、事件の話を聞くと、豹変して鮮やかな推理を披露する。

「春」「夏」「秋」「冬」の四つの短編が収録されています。

猟奇的な殺人事件が起こりますが、それほどおどろおどろしくはないです。

キャラクターがユニークで、笑えます。

トリックも面白かったです。

殺人事件のトリックよりも、「冬」の話で明らかになる事実にびっくりしました。

表紙のかわいいイラストも、本のタイトルもミスリードになっています＾＾；

一服堂でおいしいコーヒーが飲みたくなりました。

タグ：ミステリー 本