SSブログ

読みやすいSF短篇集-イン・ザ・ヘブン-

イン・ザ・ヘブン 新井素子

短編10編とエッセイが収録された本です。

新井素子さんの本は、昔よく読んでいて、今回久しぶりに読んでみましたが、やはり面白かったです。

軽い文章と深刻なSF的状況のギャップが、よいのかな。

「ここを出たら」
エレベーターに閉じ込められてしまった人たちの話ですが、予想外のオチ。

「ノックの音が」
ウィルスの話で、コロナ禍の今読むと、いろいろ考えさせられます。
未来を予見するというのは、SFの役目の一つ。

「絵里」
両親と離れて成長した絵里の話。

絵里、留津、善也って、登場人物の名前が、聖書からとられています。
たぶん何か意味があると思います……。

「あの懐かしい蝉の声は」
生まれながらに第六感をもつのが普通の世界。手術で第六感を手に入れた主人公は…。

目の付け所が、素晴らしいと思います。
でも、最終的に「慣れればどうにかなる」と思う……。

タグ:SF
nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 1

mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございます。
by mayu (2020-09-30 10:51) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。