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フランスっぽい怪しい話-怪奇小説傑作集4 フランス編-

怪奇小説傑作集4 フランス編 G・アポリネール他

「ロドリゴあるいは呪縛の塔」 マルキ・ド・サド
「ギズモンド城の幽霊」 シャルル・ノディエ
「シャルル十一世の幻覚」 プロスペル・メリメ
「緑色の怪物」 ジェラール・ド・ネルヴァル
「解剖学者ドン・ベサリウス」 ペトリュス・ボレル
「草叢のダイアモンド」 グザヴィエ・フォルヌレ
「死女の恋」 テオフィル・ゴーティエ
「罪の中の幸福」 バルベエ・ドルヴィリ
「フルートとハープ」 アルフォンス・カル
「勇み肌の男」 エルネスト・エロ
「恋愛の科学」 シャルル・クロス
「手」 ギー・ド・モーパッサン
「奇妙な死」 アルフォンス・アレ
「仮面の孔」 ジャン・ロラン
「フォントフレード館の秘密」 アンリ・ド・レニエ
「列車〇八一」 マルセル・シュオッブ
「幽霊船」 クロード・ファーレル
「オノレ・シュブラックの消滅」 ギヨーム・アポリネール
「ミスタアユウ」 ポール・モーラン
「自転車の怪」 アンリ・トロワイヤ
「最初の舞踏会」 レオノラ・カリントン

澁澤龍彦の解説付きです。

「ギズモンド城の幽霊」
荒れ果てた古城に泊まることになった三人の兵士と芝居の監督。
その城では、かつて城主の奥方が殺されていて……。

バランスのいい幽霊譚でした。兵士の一人が、奥方を好きになってしまうところがフランスっぽいかな?

「死女の恋」
僧侶がある女性にひとめぼれして、苦悩する話。

女性が魅力的で、好きになってしまうのはしかたがない、と思いました。

「仮面の孔」
仮面舞踏会に連れ出された青年が体験する悪夢。

とても怪しい雰囲気のあるお話でした。
仮面舞踏会好きには、たまらないお話でしょう。

解説で澁澤さんがおっしゃっているように、怪奇小説というよりは幻想的なお話が多かったです。

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