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面白いSF短編集-伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触-

伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触 マレイ・ランスター他

伊藤典夫さんが翻訳したSF短編集です。とても面白かったです。

「最初の接触」マレイ・ラインスター
「生存者」ジョン・ウインダム
「コモン・タイム」ジェイムズ・ブリッシュ
「キャプテンの娘」フィリップ・ホセ・ファーマー
「宇宙病院」ジェイムズ・ホワイト
「楽園への切符」デーモン・ナイト
「救いの手」ポール・アンダースン

「最初の接触」
カニ星雲で異星の船と接触した地球人。
異星人を信頼することはできない。地球の位置を異星人に知らせることなく、地球に帰ることはできるのか。
異星人を抹殺するしかないのか……。

ラストがなかなか爽やかでした。

「生存者」
火星に行く宇宙船が故障し、火星に着陸できず、火星の周りをぐるぐる回り続けることになってしまった。
食料は足りなくなっていく……。

途中でラストの想像はついたのですが、それでも怖かったです。

「キャプテンの娘」
ある新興宗教が支配的な惑星からやってきた宇宙船の乗客が突然倒れた。
医師は、病気の原因を探り始める……。

フクロムシという寄生生物がいることを初めて知りました。
なかなかエグイ生物です。
人類も何かに寄生されているのかも、なんて^^;

「救いの手」
人類が他の種族に支援をするかどうかを決める重要な会議。
スコンタール人の代表が無礼な態度をとったため、スコンタール人への支援は中止された。
彼がそんな態度をとった理由とは……。

ある文化が、他の文化を駆逐してしまう。そのまま現実にあてはまります。
考えさせられるお話でした。

タグ:SF
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mayu

サイトーさん、nice!ありがとうございました。
by mayu (2019-12-13 22:08) 

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