歴史ミステリの傑作-時の娘-
入院中のグラント警部は、暇つぶしにいろいろな肖像画を眺める。
警部が裁判官だと思った肖像画を裏返してみると、甥殺しの悪名高きリチャード三世の名前があった。
この人物が本当にそんな悪人なのか?
警部は歴史書を紐解き、推理を始める・・・。
舞台は病室のみ。でも、飽きさせません。
歴史の裏を探る推理がとてもスリリングです。
歴史は創られるものだということがよくわかります。
本のタイトルは「真理は時の娘」という言葉から採られています。
リチャード三世 シェイクスピア
こちらのリチャード三世はバリバリの悪人で、劇の登場人物としては魅力的です。
二冊読み比べてみるのも面白いかもしれません。
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